自分に気合い!!

決断の日…

  ある日  電話が鳴った…

     モ~モ~先生だ。
     電話をとる前から 内容はわかっていた。

  「momoさん…知ってます?」


          きた…!やっぱりだ…

  「モ~モ~先生…。
       11匹の仔犬でしょ…。今回は…難しいよ…」


    
      熊本県 有明保健所 に生後2ヶ月ほどの仔犬11匹保護…
           保護場所… 玉名の田んぼに11匹捨てられてた
           期限… 11月17日(木曜日)
           18日 金曜日 熊本県管理センターにて

                  殺処分

   
  
  「モ~モ~先生。
      時間がなさすぎるよ…」   
 

     モ~モ~先生から電話があったのが 16日水曜日昼間。
     10匹の仔犬期限は明日…保健所の場所は30Km離れてる…

  「momoさん!一時預かり先確保出来たらレスキュー出来るかな!
   私が5匹預かり出来て、後輩宅が3匹出来ます!
   残りの2匹の預かり先が見つかれば…!!」


     モ~モ~先生の思いが伝わる…
     でも、病院の確保・レスキューをするにあたっての費用…
     有明保健所に行く時間の都合…

      そして…なによりも恐かった子犬達の健康状態…

         瞬間に 色んな事が頭の中を駆け巡る…

             でも!
           なによりも! 
     ココで私が NO!を出した時点で 11匹の仔犬達は

            命を  なくす・・・ 



  「分かった!!とにかく!有明保健所に電話してみる!
   そして状況を聞くよ!それから、獣医さんに連絡をしてみる!! 」


          覚悟を決めた…
        仔犬 11匹  助ける !!!



  有明保健所に電話…
 「すいません。お尋ねなのですが…11匹の仔犬は、まだいますか?」
    
    「はい。おりますよ。
     1匹は里親に出されたので、残り10匹おりますよ。」


       一匹里親にいけたんだ…!!!良かった…!!!
        私は、気になる健康状態と 期限を尋ねた。

    「では、今10匹いるのですね…
     健康状態と性格はどんな感じですか?」

    「はい。皆、今のところ元気ですよ。
     人にも慣れている感じですよ。」    

    「わかりました。
     そしたら、仔犬達は いつまで保健所にいますか?」

    「え~とね…
     一週間くらい置いておこうかと思っとります。」

    「あ!そしたら来週の火曜日までそこにいるのですね!」

    「いや…えっと…
     月曜日には管理センターへ出そうと思ってますので…」

            ・・・(--;

    「分かりました…
     という事は…明日の木曜日か金曜日に迎えに
     行かないといけない…ということですね。」

    「そうですね~…」    

    「分かりました。また電話をします。」


    モ~モ~先生が一時預かりしてくれてる愛護センターから
    レスキューした柴ちゃんの去勢+ワクチンをお願いしている
    病院へ電話…

   「すいません…
    実は、有明保健所から10匹の仔犬をレスキューしようと思います。
    そちらの病院へ連れて行ってもよいでしょうか…」

   「仔犬?10匹ですか!?」

   「はい…
    健康状態は良いとの事ですが、正直正確なところはわかりません…。
    病気があるかもしれません…。
    リスクはあります。状態を見て大丈夫であれば、ワクチンを打って
    頂きたいのですが…。
    ただ!今すぐに10匹分のワクチン代がありません!!!
    あまりにも時間がなさ過ぎなので
    今すぐ出せるワクチン代は¥20000-です!
    残りは後日でも宜しいでしょうか…。
    すいません!!!  
    無理は重々承知の上です!!!」



       「分かりました。
           連れて来てください。
              いつ連れて来られますか?」



       「ほんとうですか!?
             ありがとうございます!!!」


   信じられない程嬉しかった…!!!
   普通は、保健所からのワンちゃんは中々受け入れてくれない…。
   もし!病気を持っていたら他のワンちゃんの診察が出来なくなる…。
   機材全て完全消毒の手間もかかる…。噂も流れる…

          「あの病院に連れていくと病気がうつるよ…。」

             病院側のリスクは大きい…

             本当に…有り難かった…!!!

   モ~モ~先生に連絡を入れ、病院からOKをもらえた事を知らせ
   一時預かり先を探す。

          とにかく  時間がない  !!!


   ボラで応援してくれてるエルさんにメール…
   状況を説明し、一時預かりさんを探してもらう。

   結果、 モ~モ~先生が5匹
        牛の往診に来て下さってる獣医さん1匹
        モ~モ~先生の後輩さんが3匹
        エルさん知人様宅へ1匹
    10匹の一時預かり先が決まった…! 
  

         翌日… 木曜日…

         嫌な噂を聞いた…。
     
        伝染病が出てるかもしれない…

       !?


   モ~モ~先生と連絡を取り…病院とも連絡を取り…
   1日も早く保健所から出さないと大変な事になる!!!
   有明保健所に連絡をし、すぐに迎えに行く事も伝えた。
   
      翌日の木曜日の昼間 車を走らせた。

   伝染病の噂…
   でも、まだ噂だ…!確信ではない…!!!
   でも、火のないところから煙は出ない…!!

     ゴム手袋…プリンスさんから支援物資して頂いたバリケン…
     でも絶対入らないのは分かっていたのでダンボールに
     布を敷き詰め、捨ててもよい洋服を着て有明保健所へ…

    有明保健所到着すると同時に、譲渡の手続き…
    
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      郡部から譲渡してもらうときに、いつも思ってる事…
      熊本市動物愛護センターは譲渡の時
      ●譲渡前講習会●登録手続き¥3000-●狂犬病接種¥3000-
      が必ず必要になるが、郡部の場合は上記の書類手続きのみで
      譲渡が可能…。とても危険だと思ってる…
      「タダで犬や猫をもらう」「知識なく育てていく」
      せめて!登録手続きだけでも!
      郡部の保健所で取り入れてくれるだけでも!!!

      切願する思いの中手続きを終え仔犬達の元へ…

        心臓が飛び出そうになる程鼓動がうるさい

      郡部の保健所保留期間は  3日~7日…
      私が来たのが木曜日…
      今、保健所の中に入ってる子達は仔犬達以外全て

         必ず 管理センター(譲渡不可処分所)に行く…


              見たくない・・・

              聞きたくない…

                いやだ…

               帰りたい…


      有明保健所の方が扉を開けて下さったと同時に
      悲痛の鳴き声が聞こえてきた…

         鳴き声ではない…    泣き声だ…

            何匹いるのよ!!!
           なんで探さないのよ!!!


      もう…
       何十回…何百回… 
            この言葉を繰り返したか分からない…

     私は職員の方へ
      「すいません…
       中へ入る事が出来ないので…
       この中へ仔犬達をお願いできますか…?」


     私は中へ入る事が出来なかった…
     泣き声だけが 耳にずっと入ってきてた…
     
     コブシを握る事しか出来なかった…

        ごめんね…!ごめんね…!
        本当にごめんなさい…!!!!!

     謝って済む問題じゃない…
     見る事も出来ない自分が情けなかった…

      愛犬・愛猫がいなくなった時の探し方を知らない…
      「いってらっしゃい散歩」をする飼主…
      名前札…を付けて欲しい!
      鑑札札を付けて欲しい!!

           伝えていかなくてはいけない!!!
           理解してもらわなくてはいけない!!!

             それが
        私達人間様の世の中にしてしまってる
             義務だ…!!!   
  

     有明保健所の方達が 仔犬10匹を連れてきて下さった…

           車に乗せる… 様子を見る…

       !?


       箱の中でうずくまってる…!?

          いけない!!!
        野良の子かもしれない…!!


   10匹の仔犬は大きく丸々してる状態ではありましたが
   人間慣れしていない状態だと見てすぐ分かりました。

   身を寄せ合い…人間を見ようともしない子が殆ど…
   2匹だけ 元気な子がいて、人間を見ても尻尾を振り
   箱から出ようとしていました…。

            いかん…
           状況が違う…!!!

   人間慣れしていない子達は必然的に想像以上のストレスを
   今の時点でかかえているはず…
   そして、もう一つ気になる事を尋ねた…

       「すいません…
       今迄、こちらの保健所に伝染病出てますか?」


      思い切って【今】ではなく【今迄】と言葉を濁して聞いてみた。
      すると…

       「実は…今出てます…
           でも、2日しかいなかったから大丈夫だと思いますよ。」

          「・・・
            そうですか…  わかりました!
            この度は本当に有り難うございました!!
                  精一杯頑張ります!!!」


        私はお礼を言い…
        有明保健所の方達の笑顔を胸に刻み…
        そして…
        泣き続ける犬舎の中にいる子達の声を背中に
        車を走らせた…。

     免疫のない仔犬が伝染病にかからないはずがない…
     焦りは隠せなかった…
     塩素スプレーを確認しゴム手袋を外す事は出来なかった…

     それでも!
     本当に有り難い事は、
     愛護団体へ仔犬達の事を連絡してくれた事!!
     その情報がなかったら
     私達、個人レスキューの人が動く事はなかった…!!

     有明保健所の方達の思い…
     せめて…!仔犬の命は… 助けたい!!!

            思い一つで 行動 出来る !!!

     実行して下さった有明保健所の獣医さん達へ感謝です!!!

          レスキューした子犬 10匹

   
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       11月16日(木曜日) オス…6匹  メス…4匹

   大型犬の仔犬である事は間違いないような骨格。
   ラブが入ってる?レトリバー?
   
       車の中で仔犬達へ沢山のお話しをしながら
       病院へ急いだ…

   病院で待機して下さっていた看護師さん…そして獣医さん…
   すぐに仔犬達の健康状態を見て下さいました。
   
     「先生…
      どう思いますか…?
      ワクチンを打つべきでしょうか…それともインターフェロンを
      打つべきでしょうか…」

     「そうですね…
      今の状態を見るとワクチン接種でも大丈夫だと思いますが
      どうされますか?」

     「…
      分かりました。ワクチンを打って下さい…」


             悩みました…
        もし…伝染病に感染していたら症状は悪化するでしょう…
        インターフェロンを打って自己免疫を上げた方が確実…。
             仔犬達の負担は…
        野良の子であれば、免疫の薄い子達…
        もし!野良の子でないとしても、捨てるような飼主の
        中で生まれた子達なのでワクチン接種してる可能性も薄い…。

            どちらにしても 免疫は薄い子達…
            悩みに悩んでワクチン接種をお願いしました…

       本当に有り難い事に獣医さんの心使いで
       なんと10匹のワクチンを¥20000-で受けて下さったのです!
       本当に有り難かった…
       しかもパピー用のフードまで寄付して下さいました。

           本当に有り難うございました!!!
  
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      接種した後、モ~モ~先生も病院へ到着。
      状況を話し、一時預かり先へ仔犬達を届けてくださいました。

       人間になれていない子達を出来る事であれば
       分けたくなかった…!!!

       出来るだけ!ストレスをかけたくなかった…!!!

       ただ…人間に慣れていない子達が多い事が分かったのは
       たった3時間前。
       その間に10匹いっぺんに預かってもらえるような場所はない。

       そのまま病院へ入院させ様子を見て頂こうと思ったのですが
       10匹入院される費用はとてもない…

      
             その日(16日)の夜…

         恐れていた事は 現実になりました…


       モ~モ~先生から連絡が入り

        「5匹の仔犬の容態が良くない…
        2匹はSさんが自宅へ連れて帰って看病してくれる。
        Mさん宅へ預かってもらってる仔犬も良くない…
        嘔吐と下痢が止まらず、ご飯も飲み物も受け付けない…!」


           連絡が入ったのが16日夜11時前… 

         Sさんは動物看護師の免許を持つ方でモ~モ~先生の
         職場におられる方。

               病院は何処も開いていない…!!

         一時預かりして下さってるMさん宅へ電話し
         容態を聞き応急処置を伝え、朝一番で病院に連れて行って
         もらうことを指示…

         モ~モ~先生後輩さんの一時預かり先での子犬3匹のうち
         2匹も同じ症状…

          この仔犬達は…
          きっと捨てられた時から食べてない…

                 確信した。

         捨てられたのが11月14日であれば…
         この子達は4日間!食べ物を口にしていないのか!?
         

         
         Sさんが見て下さってる子犬2匹の容態…
         Mさん宅にいる仔犬1匹の容態…
         モ~モ~先生後輩さん宅にいる1匹の容態…
         そして…
         牛の往診に来て下さってる獣医さん宅にいる1匹の容態も
         モ~モ~先生が見てる3匹の容態も悪い事が分かった…

            元気なのは  1匹のみ…

           あとの9匹は 最悪の容態…
         
             早く!!! 早く!!!朝になって…!!

               どうか… どうか…

                生きて欲しい…!!!



        翌日…
        
        朝・・・モ~モ~先生から電話…

           
           「momoさん…
            2匹…ダメだった・・・」

           「…
            分かった…
            お昼にはそっちに行く…」


        Sさんが看病してくれた仔犬2匹は…
            息を引き取りました…

            身体中の血が逆流するような感じで
            熱くなるのが自分でもよく分かった…


        Mさんの仔犬も…!?
        すぐに病院へ連絡し、Mさんが連れてくる子犬の
        状況を説明し、Mさんもすぐに病院へ行かれました。

        Mさん宅の仔犬も
        体温低下しており、37度しかなかった…
        パルボではないが伝染病の可能性は高い…
        非常に危険な状態なので即入院…

        私はモ~モ~先生が預かってくれてる3匹の子犬に
        ささ身と野菜を茹でたご飯を持って向かいました…。

        仔犬達のところへ行った時…
        3匹いるうちの 1匹が  亡くなっていました…


          亡くなっている兄弟へ身を寄せてる仔犬2匹…
          
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  昨日…生きていた命が
 
      いま

     目の前で 

     消えている…


        
        レスキューした日が16日…
        そして 今日22日…

        とても 悲しい事に 翌日 17日 また2匹…
        病院で 亡くなってしまいました…

        今 容態の悪い子全て病院に入院しています…


          モ~モ~先生後輩さんのいとこさん宅に預けてもらってた
          仔犬ちゃんは、里親になられるお気持ちでいて下さった…

            亡くなった仔犬ちゃんを見た時

            首輪をしてもらっていました…

                 「カズ」
             

                  まだ…

              暖かかったカズ君の身体…

                  私は

             初めて亡骸を抱きしめました…


                 ごめん!!!
                 ごめんなさい!!!

               助けてあげれなかった…

          一晩だけだったけど、カズが亡くなった事を
          モ~モ~先生が知らせて下さったとき
          電話口で泣いておられたそうです…
          病院でカズ君を渡す時、言われた言葉…

             「早く良くなって 戻っておいでね」



               叶わなかった現実…
  
            
                 信じてた  命…


              捨てた奴への  怒り…


                無知な 自分 …


          動かない!息をしていない!亡くなった仔犬ちゃん達を
          見て 気持ちの整理が付かない…

       ワクチンさえ!母犬が打っていてくれれば…
       あの時、ワクチンじゃなくインターフェロン打っておけば…
       もし…もし…あの時…
       整理のつかない頭の中で「もし!あの時!」の思いが駆け巡る…


               許さない…


               捨てる人…


           絶対に!! 許さない・・・!!!!


 
                 今

           病院で頑張ってる仔犬ちゃんは

                 3頭


            元気でいるのは 1頭

 
         レスキューした子犬   10頭
         亡くなってしまった仔犬  6頭
         頑張ってる命        4頭


          ただ 助けるだけでは 意味がない !!!  

              伝えなければ !!!



              


         貴方たちの事は…

                一生  忘れない…
  
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              ごめんね・・・

           ほんとうに・・・ごめんね・・・


               せめて・・・

               せめて・・・


          お腹 いっぱいに してあげたかった・・・
  
         

           
        

                   
         
         
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by hubble_bubble | 2006-11-22 10:20 | レスキュー
<< 喜怒哀楽 百聞は一見に如かず >>



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